京都の家元で行われた新春初生け式での作品
今年最初の投稿が遅くなってしまいました。
本年もどうぞ宜しくお願いします。
さて、私は1月5日に京都にある華道家元池坊で行われた新年初生け式に出席してきました。
全国から池坊の門弟が集い、新年にあたり新しい思いでいけばなへの精進を確認する、そんな感じの行事です。
そこでは『初生け』というくらいで作品を生けてきました。その作品がこちら。
花形は生花新風体。
3種類の花材を使って生ける、私の好きな花形です。
花材(生花正風体)
・うらじろ
・千両
・水仙
コンセプト
新年に生ける花なので、お正月らしい雰囲気の作品にしようと考えました。
また、見た時にスッキリするような、清々しい気分になれば良いなという想いがあります。
中心に立ち上っているうらじろは鏡餅やお供えなどでもおなじみの花材ですね。千両も名前からして縁起の良い、これもお正月らしい花材です。
作品の中心にひっそり立っているのは水仙です。あまり目立たない花ですが、池坊では『陰の花、水仙に限る。賞美すべき花なり』といった言葉があり、冬の花があまりない時期にあって白くきれいな花を咲かせる貴重な花です。
写真だと目立ちませんが、水仙を足元に配置することで作品がスッキリした印象となったと思います。
どうでしょうか?
生花新風体はかなり自由に生けることができる花形ですが、池坊に伝わる教えが要所要所に見られる作品です。
残念ながらいけばな未経験の方がすぐにチャレンジできる花形ではありませんが、お稽古を重ねればチャレンジすることが可能です。
興味が湧いたら是非お問い合わせください。
もちろんすぐに稽古体験のご予約を頂いても結構ですよ。
それではまた!
投稿者プロフィール
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華道家元池坊 准華督
一般財団法人池坊華道会 中央委員
公益財団法人日本いけばな芸術協会 正会員
元池坊東京連合支部青年部部長
Instagram:@akira1635 @akira_ikebana
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